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モバイルアプリ開発に関することを書いています

JRebel for Android betaを試してみました

JRebel for Android とは?

ZeroTurnaround社のプロダクトの一つで、Androidアプリ開発を爆速にしようとするツールのようです。キャッチコピーは、Live Android Developmentです。

今はまだベータ版で、招待制になっています。

導入方法

注意

invitationを受け取ったメールアドレスでactivateしないと、このツールは使えません。 使ってみたい場合は、この公式サイトからbeta版を申し込みましょう。

1. Pluginのインストール

IntelliJ IDEA pluginとして提供されているので、AndroidStudioのPreference > Pluginからインストール出来ます。今回は限定的な公開なので、専用のリポジトリを指定してそこからインストールしました。

AndroidStudioを再起動すると、Activateするためのダイアログが表示され、招待されたメールアドレスを入力すると以下のようなダイアログが出て、インストールが完了しました。

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2. Run with JRebel for Androidを実行

とりあえずJRebel for Androidが追加したRunボタンがあるから、それを実行しろとのことなので、適当なプロジェクトを開きました。確かにそのようなボタンが増えてました。ロケットですね。

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最初にこのRun with JRebel for Androidを実行すると、何かイニシャライズしてるのか分かりませんが、通常のGradleでのビルドよりちょっと時間がかかりました。

初回のビルドが終わると、自動で以下のようにbuild.gradleにpluginの記述が追記され、専用のコンソールがオープンされました。

apply plugin: 'com.zeroturnaround.jrebel.android'

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使い方

1. Run with JRebel for Android

準備として、必ず最初にRun with JRebel for Androidで実機にアプリを、インストール&起動させる必要があるようです。そうするとJRebel for Androidのコンソールに、"Application started and ready for use." と出ます。

同じく実機の方にも、"JRebel for Android started" のToastが表示されました。

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2. Make Module

1の状態を保ったまま、ソースコードなりリソースなり修正します。修正が終わったら、Build > Make Module 'app' を実行します。ショートカットだと shift+command+F9です。

しばらくするとアプリの表示が更新され、"Reloaded classes" とまたもやToastが表示されました。

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感想

試した環境はこんな感じです。

  • MacBookAir Mid 2011
  • AndroidStudio 1.3 Preview3
  • Xperia Z1f
  • サンプルコード程度のかなり小さいプロジェクト

5回ほど更新してみたところ、だいたい10秒前後で実機に反映されました。 確かにこれなら実機で爆速開発が出来そうな気がしました。特にリソースの変更をすぐに実機で確認したいとか、よくあるケースなので神ツールになりそうな感じがします。

ちなみに、実機側でも "Service connected" とToastが出るので、何かServiceが動いてるようです。が、どれがJRebelのかは分かりませんでした。